
すべてを失った日から、人生はもう一度始められるのか。
シングルマザーとして、ひとりの女性として、何度も立ち止まりながらも前を向き続けたさーぽんさん。
今回の特集は、ある事件をきっかけに“夜の世界”へと足を踏み入れた彼女が、その中で掴んだ“強さ”、そしてもう一度人生を動かした理由を辿ります。
失うことも、悔しさに泣く夜も、数えきれないほどあったはず。
それでも彼女は、誰のためでもない、自分と子どもの未来のために前に進みます。

「ある事件は突然に…」
それは突然のことでした——
これまで信じていた友人に、全財産を奪われるという出来事が起きます。
「信じていた友人に全財産を奪われて、本当にどうしようもなくて…。」
インフルエンサーとして活動しながら、ひとりで子どもを育ててきた彼女。
Instagramの投稿は明るくて、可愛くて、ユーモアがあって。
でもその裏側で、この1年彼女はずっと自分の弱さや不安と戦いながら、ジェットコースターのような日々を過ごしていたといいます。
誰かに助けを求めることもできず、でも“泣いてるだけじゃダメだ”という現実だけが胸にのしかかる。
「 子供のために、生きていくために働かなきゃ。」
そう思ったんです。
絶望の中で彼女が選んだのは、未経験の“夜の世界”。
“キャバクラ”という選択でした。
夜の世界で見つけた“シングルマザーとしての強さ”
初めてのキャバクラ。
最初は「怖かった」と言います。
「偏見もあったし、自信もなかった。」
でも、彼女が働くことを決めたお店『リリック東京六本木』は、彼女の気持ちとは裏腹に、
「そんな私を温かく迎えてくれたんです。」
店のスタッフも、キャストも、そしてSNSを見てわざわざ地方から会いに来てくれたフォロワーも。
誰もが、何の見返りも求めず、ただ応援してくれる。
そんな環境の中で、彼女は気づき始めます。
“シングルマザーでも輝ける。むしろ、その経験が強さになる。”

病気との闘い。それでも前を向く理由
順調に見えていた生活の裏で、彼女の身体は静かに悲鳴をあげていました。
膠原病(こうげんびょう)という不治の病の診断。
薬がなければ眠れないほどの痛み。
「夜の仕事との両立は、思っていた以上に厳しかった。」
さらに、夜の仕事は生活リズムも不規則。
その影響は、母としての時間にも及びます。
「子供と過ごす時間が減ってしまって…。
“ままと一緒に寝たい”って
言われるたびに胸が痛くて。」
シングルマザーとしての責任。
仕事としての誇り。
体の限界。
その狭間で揺れながら、彼女はもう一つの決断をすることになります。
“最後の誕生日”そして新しいスタートへ
人生が、そっと動き始める瞬間があります。
それは、誰かの何気ない一言や、思いがけない優しさに触れたときかもしれません。
彼女は、一生忘れられない夜を迎えます。
誕生日当日。
店内には、彼女を応援し続けてきたお客様、そしてこれまで関わってきた友人たちが次々と足を運びました。
「特定のお客様がいるわけじゃない私のために、“来たよ”って笑ってくれる人があんなにいて…。シンプルに、感動しました。」
店外にできた行列。
ひとつ、またひとつと埋まっていくテーブル。
次々と届く花束。
丁寧に綴られた手紙。
「頑張ってね」「応援してるよ」
——そんな温かい声が飛び交い、そのひとつひとつが、彼女のこれまでの努力を静かに肯定しているようでした。
「ああ、この世界を思い切って選んでよかった。」
そう心から思えた、忘れられない瞬間だったといいます。

シングルマザーだから無理、じゃない
夜の世界は華やかで、そして時に厳しくて誤解されることも多い。
そこで、彼女は“人の優しさ”を知りました。
努力すれば見てくれる人がいるという事実を知りました。
インフルエンサーとしての顔。
シングルマザーとしての顔。
そしてキャバ嬢としての顔。
どれもが、彼女をつくってきた大切な一部。
そのすべてを抱えた上で、彼女はこう語ります。
シングルマザーだから無理、じゃない。
どんな環境でも、どんな状況でも、
人は必ず輝ける場所を見つけられる。
私はその証明です。
強く、しなやかで、そして人を惹きつける魅力が自然とあふれる女性。
それが、さーぽんさん。
これまで歩んできたストーリーも、その内側に宿る優しさも、きっと多くの女性たちに”勇気”を届けてくれるはず。
そんなさーぽんさんには今後、“Luxe Glow”の中で美容やコスメなどの記事を定期的に発信してもらう予定です。
今後の活躍にも目が離せないですね。

さーぽん
シングルマザーとして子育てと仕事を両立しながら、インフルエンサーとしても活動するさーぽん。裏切りや病気など多くの困難を乗り越え、“夜の世界”で自分の強さと居場所を見つける。優しさと芯の強さをあわせ持つ、しなやかに生きる現代女性の象徴。
【2025年5月リリック東京六本木引退】
誕生日:5月17日

