
美容は、外見を整えるだけのものではありません。
自分に自信を持ち、人生の選択肢を広げるきっかけにもなるもの。
Luxe Glowはこれまで、“キャバ嬢×美容”をテーマに、自分を磨き続ける女性たちのリアルをお届けしてきました。
今回からはその視点をさらに広げ、美容を武器に人生を切り拓いてきた女性にもフォーカスしていきます。
その第一弾としてご登場いただくのが、美容家・松田唯花さんです。
唯花さんは、これまで『VOCE』『anan』などで美容ライターとして執筆を重ね、現在は美容家として活動中です。
Instagramフォロワー3.7万人を超える発信力で、多くの女性から支持を集めています。
メディアでの発信にとどまらず、自身のオンラインサロン『美LABO』やイベント、オンラインコミュニティを通じて、これまで延べ1,000人以上に美容をレクチャーしてきました。
彼女が語るのは、コスメやメイクのテクニックだけではありません。
挫折、挑戦、環境の選択、そして“戦略としての美容”。
自分の人生を自ら選び直してきた、そのリアルな軌跡をお届けします。
美容を軸に、自分の人生を垢抜けさせてきた

はじめまして。34歳、美容家の松田唯花です。
私は大学在学中から今までずっと美容業界に身を置き、最初は個人事業主として働き、SNSやメディアで発信し、複数の事業を行ってきました。
毎日たくさんの女性と出会う中で、多くの女性が
「変わりたい」「綺麗になりたい」
と思う瞬間や、自分の人生を選び直そうとする場面に立ちあい、そのサポートをさせていただいています。
Luxe Glowには、日々自分自身を磨き続けている女性たちが多く登場しています。
このメディアに登場する女性たちと同じく美容で自分磨きをし、
「整形した?」「別人みたい」
と言われるくらい外見を垢抜けさせ、さらに美容や自分の経験を言語化して発信し、それが仕事にも繋がり、底辺だった自己肯定感が高まってマインドも垢抜けたと実感しています。

それにより、人生そのものが好転しました。
美容は、私にとって趣味でも流行でもありません。自分自身を整えるものであり、武器であり、人生の選択肢を広げるための手段です。
美容は外見がキレイになるという変化だけでなく、内面にも変化を与えて、人生を豊かに幸せに生きるために役立つものだと実体験から強く感じています。
Luxe Glow前編と後編では、美容業界歴13年の私の自己紹介を書かせていただきます。
その後の記事では、人気キャバ嬢の方々との対談や、話題のコスメレポートを書かせていただく予定です。(お楽しみに!)
いわゆる“安定”や“一般的”とは真逆の珍しい経歴、考え方だと思うので、今何かに挑戦しようと思っている人の背中を押せる記事になれば幸いです。
3つの人生の大きな転機で学んだこと

生きていると、人生の大きな転機が誰しもにあると思います。皆さんの人生の転機はいつ、何が起こりましたか?
私の人生の大きな転機は3つ。1つめは大学受験です。
静岡県の高校に通っていた2年生の夏休み、母に無理矢理、東京の青山学院大学のオープンキャンパスに連れて行かれました。当時は大学にすら行く気がなく、適当に就職して25歳くらいには結婚して28歳くらいまでに子どもを授かれればいいな〜くらいに思っていたので、青山学院大学のオープンキャンパスに行っても「渋谷の109に行き放題で最高じゃん」くらいの感想でした。
文系科目と体育だけ成績が良かったおかげで特進クラスに所属していました。周りは「どこの大学を目指す?」の話題で持ちきり。ほとんどの同級生が静岡にある大学に行こうとしているなか、私は高校2年のときにオープンキャンパスに行った青山学院大学のことを思い出し、「このままずっと静岡にとどまるんじゃなくて、東京に行ってみたい」と漠然と思いました。
昔から買い物に行くたびに「同じ陳列棚に並んでいるのにどうしてこの商品だけ売れるのか?」を考えることが好きだったので、青山学院大学の中で経営学部マーケディング学科に行くことを決意。
でも通っていた高校は、青山学院大学経営学部マーケティング学科の偏差値よりもなんと20も低い。それでも諦めずにほぼ毎日塾に通い、睡眠時間以外は勉強に費やしました。模試はずっと最低ランクのE判定だったけど奇跡を信じて青山学院大学の入試を受け、当たり前に落ちました。残酷だけど「努力は必ずしも報われるものではない」ということを高校3年生で学び、人生で初めての挫折をしました。
静岡の県立大学と、青山学院大学女子短期大学の2つは受かり、両親は
「絶対に実家から通えて学費も安い静岡の大学に行ってほしい」
と言ってきましたが、私は
「どうしても青学に行きたい」
と頭を下げて説得し、反対を押し切って青山学院大学への編入学試験を受けられる青山学院大学女子短期大学に入学しました。
結果的に私は青山学院大学女子短期大学から編入学できる3名だけの枠を勝ち取り、青山学院大学経営学部マーケティング学科に編入学をしましたが、そこで学んだことは
「ハイリスク・ハイリターン」
「目標達成は真正面の努力以外でも叶う」
ということです。
結果論として編入学できたから良いものの、もし編入学試験を落ちていたら、完全にニートでした。編入学をするには就職活動と並行できないからです。もし落ちていたら静岡の地元に帰って適当に就職していた人生でした。
編入学試験はかなりリスクのある挑戦だったけど、ハイリスクだったからこそ、それが叶ったときのリターンはとてつもなく大きい。このときの経験は社会人になった今でも活きていて、ハイリスク・ハイリターンの姿勢で仕事をしているからいくつもの大きな結果に繋がっていると感じています。
そして、目標達成は真正面の努力以外でも叶うということ。目標を掲げたとき、人は王道ルートでその目標を達成しようとするものだけど、実は裏道のようなルートもあって、真正面で行っても叶わないけど方法を変えれば叶うということが多々あります。
美容は一人でやるものではなく、チーム戦

今はSNSが増えて、美容の情報が溢れています。知りたい情報をすぐに手に入るメリットがある反面、多すぎて迷子になる人も多い。自己流で試して、お金も時間もエネルギーも使って、
「結局何が正解なのかわからない」。
この落とし穴にハマっている人が本当に多いです。
だから私はSNSでよく
「キレイになりたければ一人でやるのは遠回り。時間もお金もエネルギーも無駄にしがち。確実に効率よくキレイになりたければ周りの人と一緒に美容をやるべき。美容は一人でやるものではなく、チーム戦」
と発信しています。
他人の目が入り、フィードバックがあり、成功事例が見える。そしてお互いに刺激し合える。三人寄れば文殊の知恵で、一人だとAの方法しか思い浮かばなくてもB、C、Dと違う方法が思い浮かんで実行できます。受験のときに学んだ“裏道”の発想と同じで、正面突破だけが正解じゃない。効率よく、確実に、変わる方法はあると思っています。
環境と周りの人で人生の9割が決まる
「環境と周りの人で人生の9割が決まる」
これは少し極端に聞こえるかもしれません。でも、私は本気でそう思っています。
人間は「意志」で変わると思われがちです。もちろん意志は大切。でも、意志だけで自分を変え続けるのは、正直かなり難しい。なぜなら、人は環境に染まる生き物だからです。
私は静岡で生まれ育ちました。もしあのまま地元に残っていたら、今の私は絶対にいなかった。大学入学とともに東京に出て、青山学院大学に編入学し、学外ではサロンモデルや赤文字系雑誌の読者モデルをやらせてもらっていろんな人と接することで、周りにいる人の基準が一気に変わりました。
「こんなに可愛い人がいるんだ」「こんなに努力する人がいるんだ」「こんなにオシャレな人がいるんだ」
と、毎日発見の連続で、それまでの私の“普通”が良い意味で通用しなくなりました。
人は、身近な5人の平均になると言われます。もしあなたの周りが、
「どうせ無理」「そんなの意味ない」
と言う人ばかりだったら、挑戦する前に諦めてしまう。でも周りが、
「やってみようよ」「絶対いける」
と言う人ばかりだったら、不思議と一歩踏み出せる。
美容も同じです。一人で黙々とやると、どうしても甘えが出ます。
「今日はいいや、明日からにしよう」
そうやって先延ばしにしてしまう。
でも、周りに「本気で垢抜けたい」と努力している人がいると、自分もサボれない。可愛くてキレイでオシャレな人が周りにいたら、自分もその人たちのようになろうと刺激を受けたり情報をもらったりして、もっと可愛くキレイでオシャレになっていく。「昨日より今日、今日より明日」と自然と基準が上がっていく。
大学生のときの実体験から、美容も人生も「環境設計」がすべてだと思っています。
私は美容で人生を変えてきましたが、正確に言うと
「美容を通じて環境を変え、自分自身も進化させてきた」
と思います。
そのおかげで恋愛も仕事も好転し、底辺だった自己肯定感が高まってマインドも垢抜けたと実感しています。
あなたも今このコラムを読んでくださっているのを機に、今一度自分の周りの人や環境を確認してください。
今いる場所は、本当にあなたが望んだ場所ですか?
毎日会っている人たちは、あなたの未来を引き上げてくれる人たちですか?
それとも、無意識のうちにあなたの可能性を小さくまとめてしまう人たちですか?
環境は、静かに、でも確実に人生を決めます。
コンフォートゾーンの外に、可能性がある

人間は本能的に“コンフォートゾーン”にとどまりたがる生き物です。
慣れた場所、慣れた人間関係、慣れた評価。
そこにいれば傷つかないし、否定もされにくい。でも、その安心は成長を止める安心でもあります。
私は東京に出てきて青山学院大学という環境に飛び込んだとき、自分のコンフォートゾーンを完全に壊されました。可愛いの基準も、努力の基準も、オシャレの基準も違う。「このくらいでいい」が通用しない世界に身を置いたことで、自分の甘さを知り、同時に自分の可能性も知りました。
トップレベルの人たちは、特別な遺伝子を持っているわけではありません。ただ、基準が高いだけ。どこまで自分を磨くのか、どこまで投資するのか、どこまで妥協しないのか。その基準が、平均よりもずっと上にあります。そういう基準の高い人の近くと、徐々にでも自分もそうなっていきます。
最初は居心地が悪いかもしれないし、自分だけ未完成に感じるかもしれないし、前の環境に戻りたくなるかもしれません。
でも、その違和感こそが成長のサインです。人は、居心地のいい場所では変われない。
私は常に、自分より一歩も二歩も先を行く人たちの中に身を置くようにしています。
美容も、仕事も、人生も。
だからこそ、更新し続けられる。

美容はその最もわかりやすい入口です。外見が変わると、自分への扱い方が変わる。自分の扱い方が変わると、他人への扱い方も変わる。他人からの扱いも変わる。そして可能性が広がり、選ぶ未来が変わる。
人生は、“なんとなく”では垢抜けません。意図的に、戦略的に、環境とどんな人と一緒にいるかを選んだ人から変わっていきます。
美容を通じて人生を好転した経験から、私は今までもこれからも美容を通して女性たちの基準を引き上げて、人生を丸ごと垢抜けられる人を増やしたいと思っています。
以前の私のように
「このくらいでいい」「私なんか」
という人たちの思考や行動を変えて、
「もっと垢抜けられる」「もっと人生を充実させられる」
と感じてもらいたい。
環境を変えることは正直怖いです。私も東京に一人で出てくるときは不安も怖さもありました。でも、環境を変えるその一歩が未来を丸ごと変えます。
私はその証明として、これからも自分自身をアップデートし続けます。そして美容を軸に、人生を垢抜けさせたい人たちと一緒に上にいきたいと思っています。
次回の記事では、大学を卒業して美容業界に飛び込むことになったきっかけ、その後の活動について書いていきます。

美容を“戦略”として語れる人は、実はそんなに多くないと思うんです。

唯花さんの言葉から伝わってきたのは、表面的なポジティブさではなく、挫折も含めて自分の選択に責任を持ち続けてきた姿勢でしたね。
もしあなたが、
好きなことを武器にしたい。
美容をもっと自分の力に変えたい!
そう感じているなら、次回の記事は新たな視点を与えてくれるはずです。
美容を通じて人生を切り拓くとはどういうことか。
その具体的な思考と行動に、さらに迫ります。
次回もぜひ楽しみにお待ちください!

松田唯花-まつだゆいか
現・美容家。美容ライターとしてVOCEやananで執筆をした。日本メイクアップ技術検定1級、CSCA認定16タイプ・パーソナルカラーアナリスト、CSCA認定骨格分析パーソナルスタイリスト、顔タイプ診断、スキンケアアドバイザー、ハリウッドブロウリフト、公認フェムテックマイスターTMなどの美容資格を所有。
自身のサロンやイベントを通じ、これまで述べ1000人以上にメイクや美容法をレクチャー。テレビや美容誌、WEBメディアに多数出演。2024年3月にオンラインサロン「美LABO」をオープンした。


